イベントレポート

東京七夕イベント

東京のギャラリーで行われた若手の現代アーティストが展示やライブを行うイベントに出演依頼をいただいたことがありました。

イベントのテーマである「七夕」の歴史的背景に興味をもって調べました。日本の七夕では短冊に願いを書いて笹の葉につけますが、それは「ご先祖様」に願いかけているのだと知りました。

調べた情報をもとに、「七夕」「星」「願い」各シーンの選曲を行い、踊りの構成を決めました。

本番では踊りながら自分自身の願いを観客に問いかけました。大きな夢をもつ若い同世代のアーティストたちが願いを言葉にすることで、互いを知り合うきっかけになりました。

また「ご先祖様」という自分たちの命の源である人たちに思いを馳せてもらうことで、連綿とつづく命のつながりに気づいてもらこと。日常を違った視点から捉え直してもらう一助になれればという想いもありました。普段当たり前の風習になっている「七夕」をより深く違った視点で感じていただけたと思います。

保育園でのイベント

保育園や子供向けイベントの場合、子供たちに集中してみてもらえるよう工夫しました。紙芝居や一緒に踊る時間を盛り込むなど、シーンをテンポ良く展開しました。

出雲市で保育士をしている方からは、保育園の夏祭りを盛り上げていただきたいとご依頼をいただいてました。

その時は出雲神話「因幡の素うさぎ」の紙芝居の読み聞かせ、そしてうさぎのお面をつけたダンスを踊りました。初めは座って紙芝居を見ていた子供達ですが、わたしがうさぎで登場すると、走り出したり真似をしたりと一緒になって遊びだしました。会場を子供たち全員が走り回る大賑わい。最後は親御さんも保育士さんも、みんな一緒に大きな輪を作って踊りました。

「踊りの持つ一体感で、子供たちをよりいっそう元気になりました。」と喜んでいただけていました。

Wall Art Festival

2011〜2014年に「Wall Art Festival」というインドの小学校で開催されたアートフェスティバルに招聘され、現地の子どもたちに踊りを披露し、ダンスワークショップを行って一緒にオープニングセレモニーで踊ってきました。

日本のNPO法人Wall Art Projectは、インドと日本の現代アーティストが小学校の教室に壁画を描き、インドの子供たちにアートを通して、日常に新たな視点を取り入れてもらうことを目的としたプロジェクトです。(http://wallartproject.net/

オーガナイザーの方から、ハツラツとしたダンスでフェスティバルを盛り上げてほしいということ、描かれた壁画の前でその絵をイメージしたダンスをしてほしいというご依頼をいただきました。

今でも思い出に残っているのは2012年に「ゴンガリア」というとても小さな村の子供達と踊ったことです。その村には学校がないため識字率が低く、多くの子どもたちが自分の名前を書くことができません。幼い頃から親の農業を手伝うことを当たり前として暮らしています。

もちろん英語も通じず、コミュニケーションをとるには身体を使った方法しかありませんでした。子どもたちは元気いっぱい!車から降りた私を好奇心に輝いた瞳で見つめてきました。現地の言葉での簡単な自己紹介の後にわたしが走り出すと、一斉に後ろについてきて、わたしの動きを真似していきました。

たった3回のワークショップだけでしたが、子どもたちの好奇心と集中力によって、2曲の踊りが完成し、オープニングセレモニーで500人を超える観客の前で踊りを披露することができました。

子どもたちは人前でダンスをすることが初めて。少ない練習量にも関わらず、堂々と踊っていました。ステージの上で自信を持ってキラキラとしている姿が今でも忘れられない感動の体験です。